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「世界に誇る薩摩ボタンに新たな命を吹き込み蘇らせた1人の女性の物語」HI_STORY#1 薩摩志史代表絵付け師 室田志保さん


|9. Epilogue(インタビュー後記)|

日常の中で普段意識することがない「ボタン」。今回の取材を通して、ボタンには私達が信じられないほどの、数千年ものとてつもなく長い歴史の物語が眠っていた。そして「薩摩ボタン」もその一つであった。時代の流れは早く、いつしか消えていった文化、伝統。今回ご紹介したこの「薩摩ボタン」も一度途絶えてしまった歴史であった。

しかし、室田さんという一人の薩摩女性の存在によって、一度止まった薩摩ボタンの歴史は現代において再び語り継がれ、新たなストーリーを生み出している。

今振り返ると、室田さんにしかできなかったのではないかと思えるほど、薩摩ボタン再生までの道のりは、とてつもなく厳しいものであったに違いない。しかし、室田さんの笑顔はそうした苦労は一切感じさせないほどの明るさとエネルギーを放っていた。

幕末に当時の薩摩藩が日本を超えて、世界の国々に対して、日本の文化の魅力を発信していく中で生まれた薩摩ボタン。時代が変わり、令和の時代になった今、改めて世界に対して日本が持つ魅力を発信していくことが求められている中で、室田さんの創り出していく新たな「薩摩ボタン」に今後も目が離せない。

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